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そばにいたい

~これからもずっと一緒だから~

オーちゃん

夕べ、オージロウ君、通称オーちゃんが虹の橋を渡りました。
私が買い物に言っている間に出かけてしまったようです。
日中、仲良く3匹で遊んでいました。牧草もペレットも野菜も一杯食べていました。
あんなに元気だったのに。小さい身体の中で何が起こっていたのだろう

モルモットは被捕食動物なので、亡くなる直前まで具合が悪いことを隠します。
それは自然界の中で暮らす中で、少しでも弱ったところを見せると、
肉食動物に狙われるからだそうです。
オーちゃんにもまだその本能が残っていたのかもしれません。

オーちゃんは2005年12月に我が家の家族になりました。
オーちゃんは捨てモルでした。
犬のトリーミング店の玄関の前にケージごと捨てられていたそうです。
そのお店の前には時々動物が捨てられることがあったそうですが、
モルモットは初めてだったそうです。

お店の方は、とても汚いケージの中に入っているオーちゃんが、
最初 何という動物がわからなかったそうです。
それでも汚れたオーちゃんをケージから出して、シャンプーをしてくれたそうです。
そして、そのお店の方が私が以前通っていた病院に連絡し、その病院から私の家に
連絡が入りました。
「捨てられたモルモットがいるんですが、その子を貰ってもらえませんか?」と
最初は戸惑いました。
ちょうど ひと月前にゆきちゃんをお迎えしたばかりです。
その時 夫としばらくはモルをお迎えしないと決めていました。

保護されたお店の方は、来るお客さん、友人・知人に里親さんになってもらえないかと
いろいろ探したりあたったりしたそうです。
それでもお店に来る人たちはほとんどが犬飼いさんなので難しかったようです。
そんな話を病院の方から聞き、夫と相談して、オーちゃんをお迎えすることにしました。

病院へオーちゃんを迎えにいったとき、小さなコンテナの中にオーちゃんはいました。
オーちゃんを見たとき、私ははっとしました。私はこの子を知っていたのです。

オーちゃんはその年の春に クーちゃんがいたホームセンターにペットコーナーができ、
そのオープン記念として小動物コーナーにいました。
私は夫とそのホームセンターに買い物に行き、オーちゃんに出会いましたが、
オーちゃんが男の子だったので、お迎えすることをあきらめました。

私は繁殖をさせる気はないので、男の子なら去勢手術をしなければ我が家に
お迎えすることは出来ません。
そんなことをしてまでお迎えをするより、きっと良い人に出会うと思っていました。
それくらいオーちゃんは可愛い子で、胡桃ちゃんに良く似て、本当に可愛かった。
なのにオーちゃんはその飼い主さんに捨てられたんです。

我が家にきたオーちゃんはガリガリでした。
その頃のオーちゃんは生後8ヶ月にはなっていたと思います。
しかし、身体はとても小さく、ガリガリでした。
去勢手術をするには、最低でも体重が800gはないと出来ません。
しかし、オーちゃんの体重は800gには程遠く、手術が出来る状態ではありませんでした。
そこで最初に私がしたことは栄養をつけることです。
とにかく栄養価が高い、野菜や果物をペレットや牧草以外に沢山与えました。

オーちゃんは一杯食べ、すぐに大きくなってくれました。
ご飯が十分にあたっていなかったようです。食事をする姿を見ているとそう思いました。
あと、オーちゃんはきっと寂しかったのでしょう。
うちに来ても手術が終わるのでは一人暮らしです。
少しの時間 部屋に放すとみんなのいるサークルの周りをグルグル回り、
サークルにつかまり、一所懸命アピールをしていました。
私のこともすぐに好きになってくれて、よく私の後をついてきました。
発情が始まったときは、私の左でにしがみついて、交尾もどきもしてくれました。
一度は人間に裏切られた子です。それでも私には心を許してくれました。

オーちゃんの手術も無事に終わり、ようやくサークルデビュー。
心配をよそにすぐに他の子と仲良くなりました。

オーちゃんは今まで特別大きな病気はしませんでした。
数ヶ月前から歯のカットに2週間に一回通院をしていますが、それ以外は元気でした。
最近になってお腹に表面に近いところにおできが出来ていることに気づきましたが、
それも様子を見て、大きくなってきたら手術をしようと決めていたところでした。
でも私が気づかないだけで、オーちゃんの身体の中で何かが起こっていたのでしょう。

いつも私がサークルの前に行くと立ち上がって一所懸命アピールしてたね。
私が人差し指を出して「いい子いい子は?」と言うと
決まってその指の下に頭を持ってきてくれたね
だから私はオーちゃんのおでこをオーちゃんが納得するまで撫でたよね
でももうそんな事は出来なくなってしまうんだね。

オーちゃん、苦しくはなかった?
気づいてあげられなくて本当にごめんね。
いつも一杯アピールしてくれていたのに。
オーちゃんゴメンね。
オーちゃんと一緒に過ごした3年4ヶ月は忘れない。
生まれ変わったら今度は一番先に私のところに帰って来てね。
オーちゃん、今まで楽しい時間をありがとう。
オーちゃん、ゆっくりおやすみ。


オーちゃん_d0358843_23292649.jpg
左端がオーちゃんです


by morukatura | 2009-02-15 23:27 | モルモット

by Karin*
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